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2009年10月25日

髪のダメージについて

一応美容室のブログなんで、たまには美容ネタでも(笑)


超大作ですので、読むのめんどくさくなってスクロールして飛ばさないでくださいね・・・。


髪のダメージについて書いてみます。

髪のダメージさせる原因として、主に次のようなものがあります。

1、紫外線
2、カット不良
3、摩擦
4、熱
5、パーマ・カラーの薬剤

それぞれの原因について解説していきたいと思います。


1、紫外線
紫外線には物質そのものを破壊する作用があり、長く浴びると髪のダメージは大きく進行します。

髪には本来、紫外線を吸収し、髪を保護するメラニン色素という色素があります。

しかし、ヘアカラーが当たり前になった現在、カラー剤の脱色作用により髪のメラニン色素が破壊されていまますので、カラー毛は紫外線によるダメージを大変受けやすくなっていると言えます。


ではどのような対策をすればいいのか???

カラーをしない!

極論を言えばこうなりますが、みんなカラーしなくなったら僕が儲からなくなりますのでGLOSSYのお客様はカラー続けてください(爆)


カラー毛はメラニン色素が少なく、紫外線の影響で乾燥しダメージしやすくなっていますので、洗い流さないトリートメントで、髪に水分・油分を補いながら髪表面を保護してあげることでダメージの進行を最小限に抑えられます。


ヘアカラーをしている方は、もはや洗い流さないトリートメントは必須です!


GLOSSYでも、カラーの有無に関わらず、お客様の髪を乾かす前に必ずつけます。

本当に良い洗い流さないトリートメントをつけると、髪の毛が過度に乾燥するのを防いでくれるので、明らかに毛先のまとまりが違います。


まだ持ってない方はすぐにでも買ってください!

できればGLOSSYで(爆)


そうすると僕も少しだけ儲かります(大爆)


冗談はさておき、GLOSSYで使っている商品は、どれも厳選し納得いくものですので、自信を持ってお勧めいたします!

使ってみたい方、何を使っていいのかわからない方は聞いてくださいね!

2、カット不良
『カットでダメージ?』って思われるかもしれませんが、以外に多いです。

切れないハサミで髪を切ると、切られた髪の断面は押しつぶされていたり、引きちぎられたようになっています。

その結果毛先が枝毛になります。

また、梳きバサミの刃は、片側はくし刃で髪の毛を受け止めるだけで、もう一方の刃で髪の毛をきるので、まな板の上の野菜に上から包丁をいれるような形になります。

普通のハサミのように両刃でカットするのとは違い、梳きバサミは髪の毛が折れ曲がりながらカットされる形になりますので、これも枝毛にになりやすいです。

あと、ハサミを開閉せずに、髪の毛を滑らせながらカットをしたり、レザーカットはキューティクルを剥がしてしまう恐れがあります。

当然ダメージを引き起こします。


上記のことをふまえて、GLOSSYではカットでダメージさせないように、出来るだけ梳きバサミなどは使わず、普通のハサミだけでカットの施術をしています。
※ショートスタイルやものすごく毛量の多い方には梳きバサミも使いますが…


カット不良に関しては、お客様がご自分でできる対策はないですね。

ということは、カットを担当する美容師にすべてかかってます!


お客様ができることは、カットで髪の毛をダメージさせない意識を持った美容師さんを探すことです(笑)

『でも、そんな美容師さんどうやって探すの???』って?

お教えしましょう!

GLOSSYにいますよ(大爆)

3、摩擦
髪の毛が何かと擦れあう摩擦によって、キューティクルを傷つけダメージを引き起こします。

シャンプー・タオルドライ・クシでとかす・ブラシでとかす

摩擦は、日ごろ髪の毛のお手入れ時に当然行われているこのような行為の中でおこっています。
美容室でも、このような行為は施術中に連続的に行われてますね。

特に髪の毛のキューティクルは水分を吸うと開く性質がありますから、濡れている髪を扱うときは、大変ダメージを受けやすいので、特に注意が必要です。


『濡れたま寝ると髪が傷む』というのは、キューティクルが開いてる状態で枕と髪の毛が擦れあうことで傷むということですね。

どうしても髪を濡れたまま寝たい人は・・・


立ったまま・座ったまま寝てください(爆)

『じゃあ自然乾燥でも髪の毛が乾けばいいのか?』ということですが、濡れたまま長時間いると頭皮や髪の毛にカビなどの細菌が繁殖するなどの恐れがあります。

また、髪の毛は濡れている状態ではキューティクルがひらいているので、自然乾燥だとキューティクルが開いたまま乾いてしまうので、髪の毛にまとまりがでません。

開いているキューティクルを整えながら閉じるように、根元から毛先方向にドライヤーの風を当てるようにして完全に乾かすのがベストです!

ただ乾かしすぎは過度の乾燥を招きますので気をつけてください。


対策は、濡れたまま寝ないことと、とにかくシャンプーや髪をとかす時は、とにかく髪の毛をやさしく扱ってあげることです。


性格がやさしくないと、髪の毛はやさしく扱えません。


だから美容室で、他の人に髪の毛を扱われる時はやさしい美容師さんにお願いするといいですね?

僕みたいな(大爆)

4、熱
摩擦のところで『ドライヤーで乾かさないと傷む!』と言いましたが・・・。

ドライヤーの熱でも傷みます・・・。

髪の毛ってめんどくさいですね(爆)


乾かしたほうがいいのか、乾かさない方がいいのか・・・。

どっちだよ!!!

僕は、こういうつかみどころのハッキリしないタイプの女性は苦手です(笑)


僕のタイプはさておき、乾かすのか?乾かさないのか?


正解は・・・

乾かしすぎない程度に乾かす(爆)

髪の毛って、恋愛と同じでか駆け引きが大事です。

やらなすぎもやりすぎもダメです。

良い加減で(笑)


ちなみに僕、駆け引き苦手です(大爆)

髪の毛の話題に戻します(汗)

熱と言えば、ドライヤー以外にストレートアイロン・カールアイロンがあります。

使用している方も多いですよね。

髪の毛の内部は、ざっくり言うと主にタンパク質でできています。

タンパク質で身近なものだと、卵がそうですね。


生の卵は熱を加えると、ゆで卵だったり、目玉焼きなど固形に変化しますよね。


髪の毛も同じで、アイロンなどで髪の毛に一定温度以上の熱を加えると、内部のタンパク質が硬く固まります。

これを美容師はタンパク変性といいます。

髪の毛の質感も硬くなります。

これが意外と厄介です。

一度熱を加え、ゆで卵にした卵を生卵にはできませんよね?


ということは、アイロンなどで固まった髪の毛のタンパク質も、柔らかく元の状態に戻すことができません。

アイロンによる縮毛矯正は、このタンパク変性(それだけではありませんが・・・)を利用して、ストレートに髪を固定します。

よって一度タンパク変性した髪の毛は、普通毛のように、通常のパーマではキレイにかけることが困難になります。

だから、矯正毛の方にはデジタルパーマなどの、縮毛矯正と同じように熱を利用するホット系パーマの方が相性が良いです。

しかし、ホット系パーマでも過度にタンパク変性している髪の毛にはかけられないこともたくさんあります。

初めてご来店されるお客様に、前の美容室で『縮毛矯正をかけて、半年くらい経てばパーマもかけられる』と言われた。と聞くことがあります。

しかし、半年どころか1年・2年経っても縮毛矯正でタンパク変性した髪が元にもどることはないので、矯正直後にパーマがかけられない髪に時間が経てばパーマがかけられることなどありえません。

矯正毛でなくても、ストレートアイロンやカールアイロンを毎日使用している方の髪の毛は、タンパク変性していますので、同じことが言えます。

縮毛矯正やデジタルパーマは、このような熱のダメージのリスクを理解した上で施術しないと大変危険です。

GLOSSYでは縮毛矯正のアイロン施術する際は、一度ブローでストレートに形状のベースをつくり、毛髪強度を上げてからアイロンをいれます。

また、ノーアイロンでブローのみで矯正をかけるメニューもあります。

デジタルパーマにおいても、必要以上に高温設定にはしません。

このように熱を利用する施術時には、過度のタンパク変性から髪を守る工夫をしています。

とても地味ですが、このような工夫によって、タンパク変性により髪が硬くならず、地毛のようにしなやかで柔らかい仕上がりが提供でき、何よりもダメージを最小限に抑えることができると考えています!

熱への対策も、縮毛矯正・デジタルパーマの施術に関しては、施術する美容師さんにゆだねるしかないですね。

ご自分でできる対策は、洗い流さないトリートメントで髪を保護する、ドライヤーで必要以上に乾かしすぎない、ストレートアイロンやカールアイロンを髪に長時間あてすぎない、などでしょう。


熱のダメージから考えると、毎日ストレートアイロンやカールアイロンを使用して、熱のダメージを蓄積するよりは、ドライヤーだけでスタイリングができるように、数ヶ月に一回、縮毛矯正やデジタルパーマをやったほうが髪には良いですね。


美容師が、髪のダメージを最小限に抑える施術ができることが前提ですが・・・。


縮毛矯正やデジタルパーマの施術を考えている方は、ご自分の髪のためにも、信頼できる美容室に行かれることをおススメいたします。


一度傷んだ髪は、絶対に元には戻らないですから!!!

5、パーマ・カラーの薬剤
僕たち美容師が、日ごろお客様に提供しているパーマ・カラーの薬剤も、少なからず髪にダメージを与えてしまします。

パーマ・カラーの薬剤はほとんどのものがアルカリ性です。

このアルカリは、髪の毛の内部に薬剤を浸透しやすいように、キューティクルを大きく開かせる働きをします。

薬剤が浸透しやすい反面、髪内部の栄養分も流出しやすくなります。

キューティクルが開いているということは、クシで梳かすなどの上記した摩擦によるダメージもうけやすくなっています。


現在ホームカラーの薬剤はドラッグストアに行けばたくさん並んでいますが、僕たち美容師が使っている薬剤と基本的な成分は同じです。

じゃあ、美容室でやっても自分でやってもダメージも同じなの???

となりますが、ホームカラーは自分で塗ることが前提ですので、根元から毛先まで同じ薬で塗ることになるので、カラーの度に毛先のダメージは進行します。

美容室のカラー剤は、根元を明るくする薬と、すでにカラーしてある毛先に色をいれるための弱めのお薬を塗り分けることでダメージを最小限に抑えられます。(※全体を明るくする場合などを除いて)

パーマの施術においても、いくつかの薬剤の中から、髪のダメージに合ったものを使うことで必要以上にダメージを受けないようにしています。


1〜2ヶ月ごとにカラー・パーマを続けた毛先のダメージは明らかに違います。


ダメージを気にされるなら、ホームカラーはしない方が賢明です。


また、薬剤のアルカリは、施術後もしばらく髪に残留しますので、パーマ・カラーの施術後の髪はとてもダメージを受けやすい状態です。


そのため、パーマ・カラーの施術直後に、ただちに残留したアルカリを取り除くことで、ダメージの進行を防ぐことが大切です。


このように美容室で、日常的に行われているパーマ・カラーの薬剤によってもお客様の髪はダメージを受けています。

これはパーマ・カラーにどんなに高いお金を払ったとしても、お薬によるダメージから逃げることできません。

まったく傷まないパーマ・カラーのお薬なんてないんです!!!

GLOSSYのお薬も例外でなく、パーマやカラーをすれば髪をダメージさせてしまいます。


だからこそ、GLOSSYでは髪のダメージを最小限に抑え、お客様にダメージを感じさせない仕上がりを目指しています。


そのためにGLOSSYでは、残留アルカリの除去は勿論、パーマ・カラーの施術でダメージを最小限に抑える薬剤選定をし、それでも流失してしまう栄養分を補給します。

さらに、トリートメントによって擬似的なキューティクルをつくり、補給した栄養分が出てこないようにフタをすると同時に、お家でのお手入れ時の摩擦によるダメージから髪を守ります。


僕は、お客様の専属美容師として長くお付き合いしたいと考えています。


今日一度きりでなく、次回以降これから先もずっとお客様のヘアを担当すると思えば、お客様の髪の毛にダメージをできるだけ残したくないんです!


そのためにGLOSSYの全メニューには、必要なトリートメントなどの髪に必要なケアを追加料金をいただかずに組み込んでいます。

それがクリニックケアシステムです。


いや〜、ずいぶんと長文になりましたが最終的に何が言いたかったかと言いますと・・・

ダメージが気になる人はGLOSSYに来てね♡(核爆)


相模原の美容室グロッシー | 11:55 | トラックバック(0)

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