ありのままでも、充分に魅力的だった青春時代。
若さは期間限定で得られるドーピングみたいなもの。
40も過ぎると、ありのままでは悲惨なこととなる。
体型は崩れ、シワができ、白髪は出るし、トップのボリュームは出ない。
まだまだあげればキリがないけど、悲しくなるから自重する。
そりゃ、ありのままなんてムリなはずだ。
ありの〜♫
ままの〜♫
なんてエルサのように歌ってる場合ではない。
ありのままの姿を見せたら引かれるっちゅうねん。
「だから諦めよう!」
そんなことを言いたいんじゃない。
ありのままを受け入れて、手間をかけて少しでも自分を素敵にカッコ良く見せようじゃないかと提案したいのだ。
カッコつけてナンボということ。
でも逆に考えるとチャンスでもある。
なぜなら若い時はありのまま勝負。
これは天から与えられたポテンシャルの影響が悲劇的なほどに大きい。
顔、身長、運動神経など生物的に優れた人間がモテモテな時代と言える。
しかし大人になると、自分にどれだけ手間をかけたのかが勝負の分かれ目となる。
若かりし頃は生物的に優れていたとしても、さすがに少々衰えを見せてくるからだ。
やっと勝機が見えてきた。
身なりを整え、ヘアスタイルを整え、メイクを決める。
手間をかけて、良い意味で着飾り、カッコつける。
大人の魅力は自分で積み重ねていくものなのだ。
だから手間を惜しんではいけない。
なかには大人になって、段々と洋服にも髪にも無頓着になる人がいる。
本来は若い時以上に気にかけるべきなのに。
「諦めたらそこで試合終了だよ!」
って安西先生が言ってたし。
大人の女性、男性にこそ、目一杯オシャレを楽しんでほしいと思う。
そしてオシャレを追求する気持ちこそいつまでも若くいる秘訣なのではなかろうか。
手始めにいつも同じだった髪型を変えてみるのはどうだろう?
今までオフのままだった、オシャレスイッチがオンになるかもしれない。