スマホやパソコンでインターネットを見ていると画面の端などに色々な広告が出てきますよね?
しかも気が効く事にロボットが自分が興味がありそうな広告を選んで表示してくれます。
最近僕のところにはネット検索していても、インスタを見ていても『ヘアスタイル写真素材の通販サイト』なるものの広告を目にする事が多くなりました。
どうやらロボットに僕が美容師なのはバレてるな(笑)
で
『ヘアスタイル写真の素材』とはなんぞやって事ですが…
サイトをのぞいてみると、素敵なヘアスタイルの素敵なモデルさんが写っている素敵な写真がずらりと並んでいます。
ようはお金を払って他の美容師さんが作ったヘアスタイル写真を買うサイトみたいです。
ヘアスタイルを作った美容師さんにはホームページや広告での利用許可を得ているので自分のお店のイメージとして堂々と使えるとの事。
以前
人気店のヘアカタからコピーしてきたヘアスタイル写真を、自店のヘアカタにあたかも自分が作ったスタイルのように無断で掲載していた美容師さんがいて問題になりました。
中には人が書いたブログを自分のブログに完全コピペしていた美容師さんもいました。
モラルはないのかいっ!
でも今回見つけたこちらのモデルバンクというサイトはお金を払えば自分のお店のヘアカタに掲載しても問題ないので安心して掲載できます。
良かった良かった。
んっ?
なんか違わないか?
モデルバンクのサイトには
※自分の作品でなく、あくまでもイメージ写真としてご活用いただけますよう、よろしくお願いいたします。
と書いてあります。
確かにそのヘア作ってないし、そのモデルさんに会った事すらないから当たり前ですね。
だからホットペッパービューティーのカタログで担当スタイリストが美容師の名前じゃなくてサロン名だったりするヘアスタイル写真があるのかもな(想像)
自分でスタイル作ってたら担当者に自分の名前を入力するもんね。(ちなみにホットペッパービューティーは担当スタイリスト入れないとヘアスタイル写真投稿できない仕様)
サイトにはこんな方に利用してもらいたいとも書いてあります。
・お店独自のヘアスタイルを提供する必要性は感じているけどなかなかできない。
・撮影しても髪の色味、髪の毛の質感、素人だからそんな写真は撮れない!
・今は日々の業務が忙しすぎて、ヘアカタログ作りに時間を割いている余裕はない。
・モデルやカメラマンの費用がかなりかかるのではないかと不安。
・中途半端な写真は作りたくないと、色々考えすぎて結局作らないままになっている。
うんうん
俺もいくつか当てはまるぞ(爆)
がっ!
ヘアスタイルは自分達美容師の製品であり商品であります。
料理人で言えば料理
ファッションデザイナーなら洋服
美容師はヘアスタイル
なのです。
だからイメージを伝える写真は自分が作ったリアルなヘアスタイルを使いたいと僕は思っています。
だってレストランで人が作った料理の写真を載せてるお店ってなんか違和感ありませんか?
美容師はビジュアルを売ってるんだから尚更。
モデルさん見つけるのも大変だし、カメラも難しい。
スタイル撮影は上手くいかない事なんかいくらでもあります。
ダメな部分は反省して次に生かす。
それだけです。
美容技術にしてもカメラにしても
その試行錯誤をいつまでも楽しめる人でありたいと思います。
『あ〜、上手くなりて〜』
って
いつまでもそう思って美容師やりたいですね。
その為には上手くいかなくてもやり続けることしかないと思うんです。
結局
とりあえず今は時間が無いし、上手く撮影できないからって他の美容師さんが作ったヘアスタイル写真買ってたら一生自分でヘアスタイル撮影はしないと思う。
良いヘアスタイル写真を買えばいいんだから(笑)
だからモデルバンク儲かる(爆)