最近のマイブームである釣り。
ひと口に釣りと言ってもいろんなジャンルがありますが、ここ最近僕がやっているのは延べ竿のウキ釣り。
毎日のように通うベテラン釣り師達の集まる釣り堀で息子と2人糸を垂らしてます。
狙う魚はヘラブナ。
日本では昔から『釣りは鮒に始まり鮒に終わる』と言われる初心者から上級者まで楽しめる釣りです。
僕たちのような釣り初心者でも、最小限のシンプルな装備で始められるのが魅力です。
しかし、やればやるほど奥深い釣りでもあります。
それがベテラン釣り師が毎日のように通う理由なのでしょう。
道具もこだわり始めればキリがありません。
事実、周りで釣っている名人達はこだわりの道具で淡々とエサづけからふりこみのルーティーンを繰り返しています。
その姿は、まさに釣り道(つりどう)
そんな集団に、僕たちみたいなエンジョイアングラーが混ざるのは、最初は少し敷居が高い気がしました。
でも思い切って飛び込んでみると、みなさん気軽に話しかけてくれて、アドバイスをくれたり。
エサやウキをくれたり。
優しい人が多かったです。
息子も知らないおじさん、おじいさん達とコミュニケーションをとると言う普段はなかなかできない経験をしています。
今は何でも教えてくれるのが当たり前の時代。
ネットで調べたり、ユーチューブを見ればある程度やり方はわかります。
でも人生の先輩達からありがたいとアドバイスをいただき、自分で考え、匠の技を見て盗む。
遊びにしても仕事にしても、昔は当たり前だったようなことを息子世代は知りません。
『好きこそ物の上手なれ』
楽しいし上手くなりたいから、創意工夫する。
隣のおじさんはどんな道具を使って、どれくらいの大きさでエサをつけてるのかを観察する。
それを真似してみる。
そんなことをしている息子を見ていると、ちょっとした成長を感じるのです。
僕なんかじゃ大したことは教えられないですが、人生に大切な何かを周りの釣り名人から学んでいるような気がします。
そしてそんな周りの大先輩達に可愛がられて、教えてもらえるような愛される人間になってほしいと切に願います。
人はひとりでは何もできないし、できるようにもならない。
であるならば、どれだけ沢山の味方を得られるか。
子供達には、そんな愛され力を磨いて欲しいのです。
自分の力を過信するくらいなら、思い切り味方を頼れる人間になって欲しい。
味方を頼ることは、味方がいる人にしかできないのです。
そのために周りの人に可愛がられることはとても大切です。
釣りをたかが遊びと見てしまえばそれまで。
でもそんな遊びの中にこそ、大人になった時に宝物になるものが詰まっている気がするのです。
よく遊び、よく学び、よく働く
そんな大人でいたいと思います。
ちょっとだけ遊び多めで(笑)