仕事においてテクニックにしても道具にしても使いどころを考えることは大切です。
例えばカットの技術。
髪を濡らした状態で切るウェットカット。
乾かした状態で切るドライカット。
どちらも相反する長所短所があります。
だから僕はその時その時でウェットとドライのカットを使い分けます。
何が何でもウェットかドライのどちらかだけで切る!と決めてしまうとデザインの幅が狭くなってしまうと思うのです。
手法にこだわるのでなく、良い結果を出しやすい手法を選ぶ。
道具然り。
ハサミ、すきバサミ、レザーなどカットに使われる道具も使いどころを考えることが大事。
絶対にすきバサミは使わない!
ではなく、自分の求めてる仕上がりを作りやすい道具を選択する。
プロですからこだわりも大切です。
でもお客様の素敵なヘアスタイルを作るためにも、デザインの幅を狭めるようなこだわりなら捨ててしまった方が良いと思います。
これだけと頑固になるのがプロなんじゃない!
テクニックや道具を適材適所に使い分けるのがプロだと思うのです。