今でこそ教えるスタッフはいませんが、以前は30人近くのスタッフのいるお店で働いていたこともあります。
もちろんこんな自分でも後輩の指導をすることもありました。
そんな時に自分が心がけていたことは、できる限り穏やかであること。
それは感情的にならず、冷静であるということ。
なかなか難しいですが、相手を見て
何がわからないのか?
どうしてそのような失敗をしてしまったのか?
を考えることが大切だと思うのです。
できないこと、失敗してしまったことに対して感情的に叱っても、できないことができるようになるわけではありません。
目の前の後輩ができないこと、失敗してしまったことを修正するのには、どんなアドバイスが良いのか。
自分だったらこんな風に言われたら・・・
それではダメなのです。
目の前の後輩にとって響くもの、腑に落ちるものを考えるのです。
「何回言えばわかるんだ!」と声をあらげて怒ってるということは、自分のアドバイスがその相手に対して適切でない証かもしれません。
こっちが変わらなくては相手も変わらないのです。
変わらないなら、さらに変えてみる。
その繰り返し。
うまくいくまでやるのです。
わかるまでやるのです。
人を育てることにひとつの正解なんてありえません。
ただひとつ言えるのは
ただただキツク指導されていると、その後輩もそんな先輩になってしまうということ。
厳しく指導するのと、キツク指導するのは似ているようで違います。
できない相手をただ責めていてもできるようになんてなりません。
できてないことを指摘するだけ。
それがキツイ指導です。
厳しい指導とは、求める水準が高いということ。
そこを目指して後輩とともに考え成長するということだと思います。
あなたは後輩にキツク指導してないですか?
またはあなたが教えた後輩は、あなたと同じようにキツク指導してないですか?
結局は自分が教えた人間は自分と同じようになってくるということです。
仕事でもスポーツでも子育てでも同じかもしれません。
相手の抱えている問題を一緒に解決し良い方へ導くことのできる人間になりたいですね。