こんにちは!
相模原こぢんまり美容室グロッシー坂本です!
今日は美容室で使うお薬のおはなしです。
お薬って言っても病気の時飲むやつじゃないっすよ!
パーマとかカラーの薬剤のことです。
お客さまからこんな質問を受けることがあります。
『パーマとかカラーの値段の安い美容室って、安くて良くない薬使ってるんでしょう?』
確かにパーマやカラーメニューの価格は美容室によって全然違いますよね。
だから価格の安い美容室は、すごく安い材料でやってるんだろうなぁって想像しちゃうのかもしれませんね。
実際どうなのでしょうか?
サロン専売の薬剤はメーカー各社たくさんの種類があります。
しかしパーマ・カラーに使う材料(お薬)の価格には、パーマやカラーメニューの価格ほどの違いはありません。
正直、価格だけでなく品質にも違いは大きくないと思います(どこのメーカーも良い薬剤を作ってくれてます!)
だから安い価格でパーマやカラーメニューを
提供している美容室の薬剤も、モデルや芸能人が通うような有名美容室の薬剤もそんなに違いません!
どちらもほぼ同等レベルの薬剤を使っていると思って良いでしょう!
結論としては美容室で使っているお薬はどこも大きな品質の差はありません!
パーマ・カラーの料金が安いからと言って安くて粗悪な薬剤を使っているとは限らない!
そもそも薬剤の価格は劇的に変わることはない!
ですから、それぞれの美容室が自店のお客さまの客層に合わせて使いやすいものを選んでいると思われます。
どうやら低価格の秘密は薬剤の価格とは関係なさそうです。
結局低価格でパーマ・カラーを提供できる秘密わからず・・・
では同等のお薬を使っているならどこの美容室で染めても同じ仕上がりになるのでしょうか?
残念ながらそうではありません…。
すごく良いお薬も使い方しだいで、気絶しそうなくらい髪の毛を傷めることが可能です囧rz
当然グロッシーのパーマ・カラーの薬剤も例外ではなく…
どんなに良いお肉も、調味料のかけすぎや、焼き過ぎて焦げてしまえば美味しく食べれませんよね?
人気のハンバーグ屋さんのシェフと料理がいっさいできない僕が、まったく同じ材料でハンバーグを作ったとします…
もうこれ以上書かなくても結果は誰でもわかりますね(爆)
そういうことです。
美容技術も薬は同じでも結果は変わります。
例えば
何人かのお客さまの髪の毛に8レベルのピンクのカラー剤を根元から毛先まで塗ったとします。
多分ほとんどのお客さまは仕上がりの色は8レベルのピンクにはなりません。
仕上がりを8レベルのピンクにするには大抵の場合、根元の伸びた黒いところと、明るい部分で違う薬を塗り分けないと均一な色に仕上がりません。
それどころか
毎回根元から毛先まで同じ薬で染めてたら髪の毛はボロボロになっていきます囧rz
だから毎回ホームカラーを根本から毛先まで塗るなんて美容師には足がガクガク震えるほど恐ろしい話なんです。
残念ながら
髪の毛を明るくしたり、髪の毛にウェーブをつける薬剤はどれも髪の毛を傷めるものです。
どんなに高級な薬剤も髪の毛の色が明るくなったり、形が変わったりするにはダメージを与えます。
それを最小限に抑えて、お客さまの髪の毛を
綺麗にするのが美容師の技術なんです。
結局はカットだけでなく、パーマ・カラーの薬剤を使った施術もやる美容師で結果は良くも悪くもなるってことですね!
傷まない薬があるんじゃなく、傷んだと感じさせない技術とやり方があるんです!
今回よりも次回、今日よりも明日にもっと良い結果を出すために・・・
それをひたすら追及するのが僕たち美容師の美学…
もし傷まない薬なんて探してたら、永遠に探すことになるなたぶん・・・
あ〜、俺も頑張ろ(笑)
あっ
後
少しは料理できるように頑張ろ(爆)