東日本大震災からちょうど1年がたちました。
震災によりお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
1年前のあの日
あの時・・・
ご来店されていたお客様の施術が終わり
お客様はキッズルームにお子様をお迎えに
僕とMIKIはフロントでお会計とお見送りの準備をしていました。
そこに今まで体験したことのない長く大きな揺れ。
店の外からは
どこからともなく悲鳴が聞こえてきました。
地面は波打ってるし
停まっている車もボールがバウンドしているようでした。
その長く大きな揺れのわりには店の中は物が落ちたりするでもなく
自分も以外に冷静だったように思います。
インターネットで津波の映像を見るまでは・・・
震源が東北だったことは知っていましたが
次に調べた時にあの映像を見たときは本当に言い表せない気持ちになりました。
それでもGLOSSYは停電になるでもなく
ご予約のお客様も皆様来ていただき
夜の10時まで仕事してました。
帰宅すると
相模原から橋本方面は停電していることを知りました。
その後もテレビやネットからは
地震や津波のことだけでなく
今までまったく知らなかった
原発、放射能についての情報が流れ続け
世間からガソリン、電池、トイレットペーパー、懐中電灯、お米、水・・・・
たくさんのものが一時的になくなってしまいました。
そして電力不足による計画停電。
正直経営者の一人としてこの時に一番危機感を感じました(遅すぎ?)
GLOSSYのエリアは計画停電するところとしないところの混在エリアでした。
結果的にはGLOSSYの電気が消えることは無かったですが
お客様の施術中に急に停電になる恐れがあったので確実に電気がつく時間だけ営業してました。
被災者の方々が大変な思いをされてる中
美容師という仕事をしていることがいいのか思う反面
こんなガソリンやトイレットペーパーまでもが無くなってしまっている状況で
「お客様は美容室に来るのか?」という危機感もありました。
そして、世間に広がる自粛ムードも危機感に拍車をかけました。
美容師は人をハッピーにできる仕事だと思っていましたが
あのような状況におかれては髪切ろうって気持ちも出てこないんじゃないかと・・・
でもこんな時でも自分は美容師しかできないし・・・
今思えば自分も心が沈んでいたと思います。
でもお客様に来ていただいて髪やらせてもらってお話させていただいてると
沈み気味の僕がハッピーにしてもらってたり・・・
仕事をできる喜びを
お客様に来ていただける感謝の気持ちを
改めて強く感じました。
だから自粛ムードはありましたが
自分はいち人間としてそんな中
できるだけ平常心というか
いつも通りの生活というか
普通の消費活動を心がけました。
それが自分の精神的な部分も平常心に戻してくれるような気がしたし・・・
自粛して自分たちが消費しなくなる事で
お客様が来ない・商品が売れないなど被災者の方とは別に困る人達がいるのが
僕も一応経営者なのでわかっていたので・・・
実際に震災の2次的被害で倒産してしまった会社もありましたね。
だからこそ「普通に普通に」と思いながら
過ごしてきて1年がたちました。
そして今日もGLOSSYでお客様と楽しくお話ししながら髪を切らせていただいてます。
本当にありがたい事です。
なんかとめどなく思ったことをツラツラと書き
まとまりもないブログになってしまいましたが
震災から1年経ち
今思うことを書いてみました。
2012年3月11日